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3月19日にご紹介した町は、稚内。
稚内の季節の便りとして、「春の毛ガニ漁 好調」などがあります。
解禁から3月10日までの漁獲量は73トンと、昨年より37トンも多いようです。
来週は、最高気温が5℃前後まで上がり、
北海道の北にも、南からの空気はしっかりと届きそう。
さて、稚内市内の勇知地区で栽培されている「勇知いも」。
聞いたことがあるでしょうか。
昔、幻と言われたいもで、昭和30年ごろは、
そのおいしさゆえに、
全国的に知れ渡りました。
ただ、昭和中期になると、
度重なる冷水害、畑作から酪農への転換により
姿を消しました。
近年、稚内市内の有志によって、
「勇知いも」が復活しています。
勇知地区は、利尻山が雲を遮るため、
市街地よりも日照が多い地と考えられます。
いもの肥大期(稚内では6~9月)の日照時間、
寒暖差が、北海道でもトップクラスになるため、
でんぷんを多く含むいもが収穫されるのです。
さらに、「自然冷熱利用貯蔵施設」の中で保存。
雪による低温貯蔵で、
でんぷん質は糖質に変わり、糖度が高くなります。
市販の越冬いもよりも、
甘みが強いことをデータが示しています。
視聴者プレゼントは、
「自然冷熱利用貯蔵施設」にて貯蔵された
「勇知いも」2・5キロ分でした。
昔、幻と呼ばれたいもが、自然エネルギーの現代の技術によって
甘みを増した「勇知いも」。是非、ご賞味くださいね。