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モスクワで100年ぶりの暖冬…真冬に自転車! それでも凍った川求め飛び込むロシア人 特派員も体験

2020年1月21日19:40
 北海道札幌市ではようやく積雪状態を迎えたものの、雪の少なさは今年記録的です。しかし、この冬の異変は北海道だけではありませんでした。2020年はロシア・モスクワでも100年ぶりの事態が起きていました。

 関根弘貴記者:「モスクワ市内の公園です。辺りにはほとんど雪がありません。こちらには芝生も見えています」

 ロシア気象庁によりますと、モスクワでは2020年1月17日の最高気温が4.4度と1925年以来、約100年ぶりに1月の観測史上最高となりました。この異変に、公園では真冬なのに自転車に乗る人やベンチに座る人も。

 モスクワ市民:「雪もないし、氷もない。気温もプラスだ。4月のような天気だ」「咲き始めている花もあるし、つぼみが出た木もあるわ」

 この時期、モスクワで見られるのが、1月19日ロシア正教の「主の洗礼祭」です。キリストが洗礼を受けた日に合わせて、氷をくり抜いた川などに水着姿で入り、頭まで3回浸かります。過去にはプーチン大統領もその姿を披露した伝統行事です。

 しかし今年のモスクワは道路に雪はなく普段凍るクレムリン前の川も、船が悠々と進むありさまで、一向に凍る気配がありません。

 モスクワ市民:「こんなに暖かい冬は初めて」「暑いって言っても過言ではないよ。モスクワは普段、マイナス15℃にはなるからね」「今もスニーカーを履いているのよ。びっくり!」

 しかし、この行事は凍った場所に入ることが伝統だということで、モスクワ市民が集まる凍てついた川で、記者が体験してみました。

 関根記者:「すごく締め付けられている感じがします。全身がビリビリビリビリとしびれて…」

 全身に電気が走ったような感覚は、暖冬と言えど未知のもの。ただこのあと体に変化が…

 関根記者:「全身がビリビリしているのがまだ続いていますが、ポカポカしてきて、とても気持ちいいです」

 ロシア内務省によりますと、今年の沐浴には全国で約210万人が参加しました。

 暖冬であっても伝統行事は欠かさない。ロシア人の情熱に気候変動は関係ないようです。

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