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外国人観光客に対応 地下鉄全駅 自動翻訳機導入! 新千歳空港では顔認証ゲートも 北海道

2019年11月13日18:59
 増え続ける海外からの観光客に対応する新たなサービスが始まります。

 地下鉄では、相手の言葉を話せなくても意思疎通できる機械が登場。空港では待ち時間が短くなりそうです。

 八木隆太郎アナウンサー:「きょうから札幌市営地下鉄の全駅にAIの翻訳機が導入されました。例えば、外国人観光客で行き先がわからない方がいらっしゃる場合、このように(翻訳機合成音声)海外の言葉で会話ができるんです」

 手のひらサイズで、世界の74の言語に対応する自動翻訳機です。

 これに向かって話すと、希望する言葉に翻訳された音声が流れ、画面には文字が表記されます。

 「ICカードを利用しますか?」「はい」

 「どちらの駅に行きますか?」「サッポロ」     

 駅名の表示や料金表には英語や中国語、韓国語での表記がありますが他の言語はありません。

 また乗り換えやICカードの使い方など、細かいニュアンスが伝わりにくいのが現場の悩みでした。

 2019年1月、試験的にさっぽろ駅に1台配置したところ、多い日では1日に15回以上も活躍。サービス向上が認められたことから、約400万円かけ地下鉄の49駅すべてに65台が配備されました。

 札幌市交通局 田端保春さん:「外国人からの苦情や要望は日本人に比べて届きづらい。翻訳機があると何で困っているのか需要がわかる。来年は(五輪の)マラソンなどの競技が開催されるので、多くの人に満足してもらうのが非常に大事」

 増える外国人観光客に対応する新たな試みは、14日から新千歳空港でもスタートします。

 松本麻郁記者:「このゲートを利用すれば、パスポートに押されるスタンプが必要がなくなるんです」

 パスポートを手元の機械にかざすとゲートのカメラが顔を認識。パスポートの顔写真と照合し問題がなければ自動でゲートが開きます。時間は15秒ほど。

 入国審査官が確認してスタンプを押す従来のシステムより待ち時間が短くなるということです。しかし、マスクをしていたり本人ではない人が通ろうとするとゲートは開きません。  

 これは東京オリンピックが開かれる2020年までに訪日外国人旅行者数4千万人を達成させるため、スムーズに出入国審査を行う取り組みの一環です。

 すでに成田空港や関西空港など、全国の主要空港5か所で導入されています。

 北海道では新千歳空港が初めて。

 日本人や短期滞在ビザの外国人を対象に、6か国語に対応するということです。

 札幌出入国在留管理局 千歳苫小牧出張所 小田切弘明所長:「札幌でも五輪のマラソンなどが行われるが、テロや不法入国の防止をしっかり行うことができる」  

 新千歳空港では年間338万人の外国人が出入国しており、入国審査の効率化が期待されます。

 北海道を訪れる外国人観光客数は7年連続で過去最多を更新しており、2018年度は約312万人。初めて300万人を超えました。

 そのうち最も多かったのは韓国からの観光客です。

 日韓関係悪化の影響で韓国からの観光客は激減していますが、2020年は東京オリンピックのマラソン札幌開催も決まり、多くの外国人観光客が訪れることが予想されます。

 自動翻訳機などで対応していく機会が増えそうです。

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