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「領土交渉は終わった」領土"引き渡し禁止"盛り込んだロシア改憲案成立で認識…北方領土交渉 厳しい道へ

2020年7月2日20:30
 ロシアで成立した改正憲法に「領土の引き渡しの禁止」が盛り込まれたことをめぐり、ロシア上院の国防安全保障委員会の前・第1副委員長が「(日本との)領土交渉は終わった」と発言しました。

 ロシア上院・国防安全保障委員会のフランツ・クリンツェビッチ前・第1副委員長は7月2日、憲法改正に伴う北方領土交渉について「領土交渉は終わった。今後10年、20年、100年、誰が権力を握っても、誰もこの交渉のテーブルに戻ることはできない。ロシア国民はそれを許さない」と発言しました。

 ロシアでは1日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、開票の結果、賛成票は77.92%となり、改憲案は賛成多数で成立しました。

 成立した改正憲法には「領土の引き渡しの禁止」条項も盛り込まれていて、クリンツェビッチ氏はロシアメディアに今後の見通しへの自身の考えを示しました。

 記載されている「領土引き渡しの禁止」条項をめぐっては、北方領土を事実上、管轄するサハリン州のリマレンコ知事が6月12日、「サハリン州の住民にとって、憲法改正で国境の不可侵性を保障することは非常に重要だ。これでクリール諸島(北方領土と千島列島)の所有権の問題に終止符が打たれる」と発言していました。

 条項では「隣の国との国境確定交渉」は対象外になっていますが、今後日本の北方領土交渉はより厳しくなる見通しです。

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