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「ヴー」とうなりフェンス越しに威嚇…車2台にはねられ衰弱したクマか 北海道で増加&人と距離感縮まる

2020年9月24日18:50
 クマがうずくまっていたのは道路のすぐそばでした。北海道苫小牧市で車にはねられたとみられるクマが見つかりました。

 北海道内各地で相次ぐクマの出没。一体何が起こっているのでしょうか?

 クマの声:「ヴー、ヴー」

 金網越しに、大きなうなり声をあげるクマ。

 「ヴ~」(立ち上がろうとする様子も)

 クマが見つかったのは、苫小牧市の日高自動車道の下り線近くです。車にはねられたとみられます。9月24日朝、苫小牧市の職員と猟友会のハンターが現場を確認しました。

 クマは3歳ほどとみられ、駆除をするかどうか対応を協議しています。

 北海道内では各地でクマの出没が相次いでいます。先週は函館空港から約500メートルの住宅の敷地で、8月には砂川市内の住宅の近くをさっそうと走る姿が目撃されています。

 なぜ人間の生活圏内でクマの出没が続くのでしょうか?クマの生態に詳しい専門家に聞きました。

 北海道立総合研究機構 釣賀 一二三 研究主幹:「クマの生息数が増加傾向にある。分布の拡大が起きているのが背景にある」

 1990年に春グマ駆除が終了してから、その後の30年間でクマが増えたというのです。さらに…。

 北海道立総合研究機構 釣賀 一二三 研究主幹:「人に対する恐怖心が薄れている個体増えている。(人とクマが)お互いに緊張感を持って付き合っていくのがいい。人がクマのことを理解して注意し、クマにも人に注意を促す対策を、農地であれば電気柵を設置し(クマが)中に入ると痛い思いをする。人に近づくと痛い思いをすると(学ばせる)」

 交通量の多い道路に出てきて車にひかれたとみられるクマ。ヒトとクマの距離がどんどん近くなっています。

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