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"核のごみ"調査検討に向け神恵内村議会で国側が説明「理解深まった」議会は納得か…地下坑道の構想案も

2020年9月25日19:30
 村の混乱ぶりが表れた会見でした。

 北海道後志地方の神恵内村で9月25日、国などが"核のごみ"最終処分場の選定について村の議会で説明を行いました。

 出席した議員から「理解が深まった」との発言も出ましたが、全国で初めてとなる議会での説明。果たして本当に理解は深まったのでしょうか。

 経産省資源エネルギー庁 那須 良 課長:「村議会でこの事業について議論してもらえるのはありがたい」

 NUMO 伊藤 眞一 理事:「議員から説明を求める質問が途絶えるまでずっと続けた」

 経済産業省とNUMOは神恵内村議会の委員会で、議員と高橋村長に対し、核のごみの地層処分について説明を行いました。

 議員からは、高レベル放射性廃棄物の安全性や風評被害を不安視する質問などが相次ぎ、委員会は3時間を超えました。

 神恵内村議会 田中 正浩 議員:「我々は文献調査をどうするかの請願で審議している。きょうの説明では最終的なところまでの説明があった」

 神恵内村議会 本間 俊介 委員長:「納得するような説明が行われた。放射能のレベルがこんなに下がるのだという安心がありました」

 納得した気の緩みからか、議員の口から具体的な青写真を思わせる発言が…

 神恵内村議会 本間 俊介 委員長:「神恵内の南側の地図を見ると適地があって、そこから海の方に掘り進んでいくと聞きました」

 高橋 昌幸 神恵内村長:「そうでないって、そこまで言っていない。海の方に進んで行くとは言っていない」

 神恵内村議会 本間 俊介 委員長:「私の勇み足でした」

 国が公表した処分に適した場所を示す科学的特性マップを見ると、神恵内村は南側の一部を除いてほとんどが不適地とされています。

 これに対して…

 NUMO 伊藤 眞一 理事:「(神恵内村の適地の)地上面積はそれなりにあると思っている。地下の坑道をどうするのか調査しながら考えていく」

 一方、9月25日の委員会を経て高橋村長は…

 高橋 昌幸 神恵内村長:「議会の審議も住民説明会の空気を反映させる。トータルで考えていかないとならない」

 応募の方向に向かう議会。村民の民意はどこにあるのか…。

 村民向けの説明会は、26日から30日まで4か所で5回開かれます。

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