北海道小樽市は、市内の保育所でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表しました。
10月22日から27日までに施設利用者13人が、おう吐や下痢などの症状が出ているということです。
保健所が3人の便などを調べたところ全員からノロウイルスが確認され、市はノロウイルスの集団感染と判断しました。
小樽市保健所では、保育所内で提供された食べ物を通じての感染ではないと見ています。全員回復または快方に向かっているということです。
小樽市内では、2020年1月に続き2件目の集団感染で、いずれも乳幼児施設で確認されています。
ノロウイルスは感染者から、あるいは二枚貝を生、または十分に加熱せず食べることで感染するとされていて、消毒用のアルコールは効果がありません。
小樽市保健所は、「これから感染の時期を迎えるため注意してほしい」とし、十分な手洗いや、次亜塩素酸ナトリウム液での消毒、食材の十分な加熱などの対策をし感染への注意を呼びかけています。