「奨励金」という名目で約1億円を受け取れるなどという知らせをきっかけに、20代の女性が約250万円をだましとられる架空請求詐欺事件があり、警察が捜査しています。
詐欺の被害にあったのは北海道後志地方に住む20代の女性です。
10月初め、女性の携帯電話に「会社不明の社員」を名乗る者から、「お知らせがあります」とのメールが届きました。女性が記載されたホームページに接続すると「奨励金として、9980万円のお受け取りが可能になっております。奨励金を受け取るための、国際送金手続きに料金がかかる」などと表示されたサイトに誘導されました。
女性が内容を信じ、電子マネーやクレジットカードの番号を入力したところ、受け取り費用として約250万円をだまし取られました。
警察によりますと、女性は相手と一度も会話をせず、すべてインターネット上を通じたやりとりだったということです。
警察は架空請求詐欺事件として捜査するとともに、「奨励金が当選した」など送られてくるメールは詐欺だとして、注意を呼びかけています。