スーパーでステーキ肉など食料品を万引きしたとして、68歳の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、北海道恵庭市に住む無職の68歳の男です。
男は2020年8月23日午後0時40分ごろ、北広島市のスーパーで寿司や総菜、高級ステーキ肉など食料品計15点(販売価格計8830円)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと男は当時カートを押して陳列棚を回りながら、持っていたエコバッグに食料品を詰め込み、レジを通らずに店を出ようとしました。
不審に感じた警備員が男に話しかけたところ、「すみません」などと素直に応じたため、男を店の事務室へ連れて行きました。
しかし男は店の関係者が事情を聞き始めて間もなく、隙を見て事務室から脱走。乗ってきた車を放置し走って逃走し、店の周辺には脱ぎ捨てられたサンダルと靴下が残っていたということです。
事件直後に店から"万引き犯が逃げた"などと110番通報があり事件が発覚。警察が防犯カメラや男の車の特徴などをもとに行方を追い、1月27日に逮捕しました。
男は逃走した日の夕方ごろ、放置した自分の車をスーパーに取りに来て、再び車に乗って逃走したとみられています。
調べに男は"自分で食べようと思った。金を使うのがもったいなかった"との趣旨の話をして容疑を認めています。