ロシアが北方領土の択捉島(えとろふとう)に地対空ミサイルを初めて実戦配備しました。
ロシア軍東部軍管区は12月1日、北方領土と千島列島に地対空ミサイル「S300V4」を実戦配備したと発表しました。ロシアメディアによりますと、実戦配備されたのは択捉島で、初めて配備されたということです。
同日、ロシア軍は領空違反などが発生した想定で、地対空ミサイルを含めて訓練を行いました。
今回導入した地対空ミサイルは弾道ミサイルや航空機などに対する迎撃能力が高いとされ、射程は約400キロとみられます。
ロシアは8月にも国後島(くなしりとう)で行われた軍事フォーラムで、地対艦ミサイルを初公開するなど北方領土の軍事拠点化を進めています。