北海道ニュース UHB

異動で"未処理書類"を放置&後任も…生活保護費の支給「19世帯60万円」過不足判明

2021年3月19日21:35
 北海道小樽市は3月19日、職員が公文書を持ち出したり業務を怠ったりし、市内の19世帯への生活保護費の支給に、合計約60万円の過不足が生じたとして、会見を開き謝罪しました。

 小樽市によりますと2019年4月、生活支援第1課に在籍していた20代の男性職員が、他部署に異動する際、未処理だった2017年度と2018年度の生活保護受給者の収入申告書や通院証明書など112世帯、209件の書類をダンボールに入れて異動先の職場に持ち出し、未処理のまま放置しました。

 その結果、生活保護費を9世帯に計50万7405円を多く支給し、10世帯に計11万5238円少なく支給していたということです。

 また、後任として配属された50代の男性職員も、20代の男性が放置していた収入申告書について、生活保護受給者の収入認定額に差があることをわかっていたにも関わらず、原因調査などを怠り、1世帯10万3700円の生活保護費の過支給に関わったということです。

 2021年2月下旬ごろ、1年に1回行われる生活保護受給者の収入調査の結果と、受給者からの収入申告書との確認作業をしていた際、金額が一致しない事例があり、対象者に聞き取りをしたところ、すでに関係書類を市に提出していることが発覚。

 しかし、市に該当の書類がなく調査したところ、20代の男性職員が書類を持ち出していたことがわかりました。さらに、支給の過不足が発覚するまで約2年かかっていたため追及したところ、後任の50代の男性職員が業務を怠っていたことも発覚したということです。

 小樽市は、未処理の業務量や内容などを周りの職員が常時把握できるような仕組みを作るなど、再発防止策を徹底し、支給の過不足については、それぞれの対象者に謝罪して慎重に返還や追加支給を進めるとしています。

直近のニュース