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日本再びロシアに抗議…北方領土で射撃訓練へ 首相の択捉島訪問に続き国後島周辺で "実効支配"誇示か

2021年7月27日06:20
 ロシアが7月27日から、北方領土の国後島周辺海域で1か月にわたり、射撃訓練することがわかりました。日本政府は外交ルートを通じて抗議しています。

 訓練期間は7月27日から8月27日で、断続的に行うとみられます。

 ロシア政府は7月22日までに、船の交通の安全を守るために周知する「航行警報」を発令。これを受けて日本政府は7月22日、外交ルートを通じて「北方領土でのロシアによる軍備の強化は我が国の立場と相いれず、受け入れられない」などと抗議しました。

 ロシアは北方領土の軍事拠点化を進めていて、2020年12月1日には択捉島に地対空ミサイル「S-300V4」の実戦配備を公表。2021年に入ってからも最新鋭のシステムも導入し大規模な軍事演習を繰り返し、実効支配を強める動きを見せています。

 北方領土をめぐっては、7月26日にミシュースチン首相がロシアの首相としては2年ぶりに択捉島を訪問。北方領土と千島列島に免税特別区を設ける方針を明らかにしたばかりです。

 双方の法的立場を害さない形での共同経済活動の実現が難航する中、ロシア側が独自に外国投資を活発化させ、開発を広げる意向を示しています。

 この動きにも日本政府はロシア側に抗議していますが、ペスコフ大統領報道官は「ロシア政府のトップが、開発が必要なロシアの領土を訪問することは当たり前だ」と北方領土訪問の正当性を強調。一方で、「さまざまな問題はあるが、少なくともロシアには日本と良好な関係を発展させる強い政治的な意志がある」と話しています。

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