札幌市で12月5日、新型コロナウイルスの新たな感染者が「0」となる見通しであることがわかりました。
11月5日以来、1か月ぶりに「0」となりました。「秋の再拡大防止特別対策」の解除35日目。前週の3人を下回ります。10月15日に飲食店への「時短要請」が終了して7週間余りとなり、2日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は12月4日は「1.0人」となっています。
札幌市で12月4日は、新たなクラスターは確認されず、学校関連での学級閉鎖の発表もありませんでした。
札幌市の使用病床数は12月3日時点で確保病床428床のうち25床と約6%で、病院以外の宿泊施設や自宅で療養・待機している人は12月4日時点で36人と前日から4人減りました。
北海道全体の感染者数は、12月4日は前週の同じ曜日を5日連続で下回りました。死者は確認されず、重症者は前日と変わらず1人(札幌市)です。
札幌市の集団接種会場は、「札幌パークホテル」の1回目接種は終了。「札幌エルプラザ」(北区)は、いまのところ期限はなく、12月8日以降は24日までの期間で14日と週末を除き空き枠があります。
また12歳から15歳は、「札幌エルプラザ」と「札幌市医師会館」、「市立札幌病院」で対応しています。
【12~15歳】(いずれもファイザー社製、電話のみでの予約、保護者1人同伴が必要)
・札幌エルプラザ(北区):12月26日(日)まで
※週末を除き残りわずか
・札幌市医師会館(中央区)
※12月25日(土)空きあり
12月5日(日)、18日(土)、19日(日)、26日(日)残りわずか
・市立札幌病院(中央区)
※12月16日(木)、21日(火)、23日(木)残りわずか、他は空きなし
札幌市内のワクチン接種率は3日時点で、2回接種を終えた人が12歳以上で82.1%となり、65歳以上の高齢者は93.0%、12~19歳は61.3%となり、6割を超えました。
札幌市ではホームページで各会場の予約状況を公表するとともに、早めの接種検討を呼びかけています。
札幌市はワクチン接種に関連し12歳~18歳の保護者と、15歳~39歳の市民960人を対象にアンケート調査を行い、結果を公表しました。
75%が接種済みで、接種した理由は「重症化予防」が最も多く69.4%、「感染したくない」(59.1%)、「うつしたくない」(52.9%)となっています。
一方、未接種の人は今後「迷っている」、「しない」がほぼ同数。接種しない理由は複数回答で「副反応が心配」が最も多く61.2%、「健康被害への不安」が48.2%となっています。
接種をする動機付けに関連しては複数回答で、「副反応の原因が明確になる」が最も多く47.1%、「効果が明確になる」(31.8%)と続き、「絶対に接種しない」は11.5%、「特典があれば」は4.7%にとどまり、接種の決め手にはなっていないと推測されるとしています。
北海道は11月から飲食店の入店の人数制限やカラオケ自粛を解除し、旅行助成も全道域での利用を認め、本格的な経済活動を再開していますが、年末から年始にかけ普段会わない人と会う機会も増え、屋内の活動も活発になるとして、基本的な感染防止行動の徹底を呼びかけています。
【11月20日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
11月20日: 12(5)
11月21日: 25(15):全国最多
11月22日: 6(4):全国2番目
11月23日: 14(4):全国2番目
11月24日: 10(7):全国2番目
11月25日: 12(6):全国3番目
11月26日: 18(11):全国2番目
11月27日: 11(4):全国3番目
11月28日: 8(3):全国3番目
11月29日: 6(3)
11月30日: 8(3)
12月 1日: 4(3)
12月 2日: 4(2)
12月 3日: 3(1)
12月 4日: 10(5)