北海道内ではストーブが原因とみられる火事が相次いでいます。
気温が下がり、ストーブを使い始めるこの時期は特に注意が必要です。
窓からモクモクと吹き出す黒煙と炎。
11月23日夕方、帯広市で住宅が燃える火事がありました。
この家に住む男性がケガをして病院に搬送されました。
男性は通報の際、こう話していました。
「ストーブから出火した」
さらに、11月23日、蘭越町でも倉庫が燃える火事がありました。
警察によりますと、灯油ストーブをつけて作業が行われ、ストーブの消し忘れがきっかけで、何らかに引火した可能性があるということです。
11月21日には苫小牧市でも火事があり、この家に住む2人とみられる遺体が見つかりました。
実況見分の結果、2階にあったストーブ付近の燃え方が激しいことが分かり、警察はストーブが出火原因の可能性があるとみて調べています。
相次ぐ、ストーブが原因とみられる火事。
日常生活の中でどこにでも火事に繋がるリスクが潜んでいます。
ペットがソファを走り、洗濯物がストーブの上に落ちます。
やがて、引火しストーブから火が出ます。
コロナ禍ならではの危険も。
ストーブ近くでアルコール消毒を使用すると。
NITE製品安全広報課・岡田有毅さん:「アルコールの主成分はエタノールですけど、可燃性の液体化した高い液体となっている。アルコールを吹き付けたり、濡れたものを近づけてしまうと、引火して大きく燃え上がってしまう恐れがある」
暖房器具を使い始めるこの季節こそ、改めて注意をすることが必要です。