ニシン漁に沸く港。石炭や穀物の積出港として北海道経済をけん引した港。交易港として栄え、日本経済を支えてきた小樽市。
明治・大正期の爆発的な発展に伴い、旧第四十四銀行をはじめ、日銀や三井銀行、拓銀など最大で20数か所もの銀行が支店を構えた。
昭和以降の札幌一極集中にエネルギー革命…。ニシン漁と共に急速に衰退していった小樽市。
今も残る石造りの銀行や倉庫群…レトロな建物。「北のウォール街」と呼ばれたこの場所は、かつて、賑わっていた頃の『港からの風』を感じることができる。
その"繁栄の歴史"は今、観光名所として生まれ変わっている。ホテルや喫茶店、美術館などとして新たな歴史を刻み始めている。
【カメさんぽ】uhb北海道文化放送のカメラマンが、プライベートで見つけた出来事を配信。季節の景色、通勤途中の驚きなど、北海道の"今"を届ける。