北海道ニュース UHB

「NTTファイナンス」社員名乗る男から「サイトの契約料金が未払いです」 70代女性だまされ計60万円を振り込み 帯広市

2023年2月6日21:00
 2月3日と4日に、北海道帯広市に住む70代の女性が、身に覚えのないサイトの契約料金の支払いがされていないとして、NTTファイナンスの社員を名乗る男と通信系団体の職員を名のる男に、合わせて60万円をだまし取られる架空料金請求詐欺事件がありました。

 事件は2月3日、帯広市に住む70代の女性の携帯電話に「未納料金があるので連絡を下さい」という内容のメールが届きました。

 被害者が、メールに記載されていた電話番号に連絡すると、NTTファイナンスの社員を名乗る男から「サイトの契約料金が未払いです」「立て替えて料金を払うのでこちらに振り込んで下さい」と言われました。

 女性は身に覚えのないサイトでしたが、男から身に覚えがなければ後から返金されると言われ、金融機関のATMから指定された銀行口座に現金10万円を振り込みました。

 また2月4日午前10時ごろ、通信系団体の職員を名乗る男から、女性の携帯電話に電話がありました。

 女性は男から前日の振り込みを確認したことを伝えられた上で、「違うサイト2つの未納料金があった」「50万円を振り込んで下さい」などと言われ、前日と同じ銀行口座に現金50万円を振り込みました。

 警察によりますと、さらに、2月5日午後1時ごろ、4日に電話があった通信系団体と同じ団体の職員を名乗る別の男から、女性の携帯電話に連絡がありました。

 女性は、男から「あなたが90人位にサイバー攻撃をしたことになっている」という内容が伝えられた上で、弁償として多額の現金を要求されました。

 女性は不信に思って「お金はない」などと電話を切って娘に相談、娘が警察に通報しました。

 警察は"NTTファイナンス"の社員を名乗って「未納料金があります」などと電話で言われた場合、詐欺の可能性が高いと注意を呼びかけています。

 また、詐欺の電話が来たら警察相談専用電話「♯9110」まで相談してほしいとしています。

直近のニュース