旧優生保護法によって不妊手術を強制されたとして6月2日、新たに道内の80代の男性が国に損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴状によりますと、石狩地方に住む83歳の男性は障害はありませんでしたが、20歳ぐらいの時、当時入所していた施設の職員に病院に連れていかれ説明されることなく不妊手術を強制されました。
男性は子どもを産み育てる権利を奪われたとして国に3300万円の損害賠償を求めています。
原告の石狩地方の83歳男性:「訳のわからないうちに病院に連れて行かれてされたことで、その後のことについては自分でもどうしていいかわからなかった」
北海道内で旧優生保護法をめぐる訴訟はこれで3件目となります。