札幌市をぐるりと一周する約140キロの歩くコースが6月4日発表され、市民がコースの一部をウォーキングしました。
「さっぽろラウンドウォーク」は札幌市街地の周囲をぐるりと一周する、全長約140キロの歩くコースで、「歩く滞在交流型の観光」を目指して設定されました。
北大 大学院 木村宏 教授:「訪日外国人の話なんですけれども、札幌ではほぼ1泊しかしていないと。行こうと思う所がなかなか浮かばないからなんですよね。なので滞在させるにはどうしたらいいかということで、歩くということを活用したらどうだろうかと」
140キロのコースは「自然を楽しむ里山エリア」、「街を眺める山手エリア」、そして「歴史と文化の田園エリア」の3つのエリアを合わせたものです。
それぞれのエリアは、JRの駅や地下鉄駅などからコースがスタートし、地元の店や公園、自然の中の歩道などを楽しめるようにしています。
午後2時からは札幌・南区の地下鉄真駒内駅を出発し「里山エリア」を歩くイベントが行われました。
イベントには約30人が参加し、森などを歩きながら「さっぽろラウンドウォーク」の一部のコースを実際に体験しました。
参加者の男性:「歩きたいとこだけ歩くだとか、少しずつつないで歩いていくとか、いろんな楽しみ方ができるコース設定になっている」
参加者の女性:「東側の方もあまり行ってないので歩きたいと思います」
参加者の女性:「(140kmのコース)全部歩いてみたいと思いました」
今後は2週間に1回程度、市民や観光客が参加できる歩くイベントなどが予定されています。