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「身柄拘束の必要ない」七飯町の国道逆走 53歳男性 釈放されたワケは"3つの条件" 北海道

2019年5月21日19:21
 危険な暴走行為でも釈放。納得できない方も多いのではないでしょうか?

 今月16日、軽自動車が国道を逆走した衝撃的な事件。道交法違反の疑いで逮捕された53歳の男性が20日、釈放されました。なぜ釈放されたのか、理由を探りました。

 (男性の自宅を訪ねる水上孝一郎記者)

 釈放された男性の自宅。記者は数回インターホンを鳴らしますが…。

 水上孝一郎記者:「反応がありませんね、留守のようです。」

 男性は不在のようです。しかし、自宅の前には…

水上孝一郎記者:「国道をおよそ3キロ逆走した車が、こちらにありますが、男性は不在のようです」

 この車の衝撃的な映像が撮影されたのは今月16日。

 鹿部町の自称漁師の53歳の男性は、七飯町の国道5号線を軽乗用車で約1キロ逆走したとして逮捕されました。

 しかし、逆走の交通違反の処理が終了したとして20日、釈放されました。

 警察は今後、他の容疑についても立証するため、男性から任意で聴取を続けることにしています。

(以下、釈放となった理由について八木隆太郎キャスターが解説)

 容疑を認めていることから、「身柄を拘束する必要がない」との判断で釈放されました。

 一般的に身柄を拘束する必要があるのは…3つの条件があります。
 1.証拠隠滅の恐れ
 2.逃亡などの恐れ
 3.任意の取り調べ

 この3つが出来ない場合ですが、今回のケースは、男性がいずれもクリアしていたので釈放となりました。

 警察は今後、速度違反やパトカーの停止命令を無視して逃走を続けたことについて、任意で取り調べを続ける方針です。また、速度違反については、現地にいたパトカーは計測していないことなどから、立証が非常に難しい。

 停止指示違反ということなんですが、法令の適用がされにくいということです。飲酒や無免許・過労運転などの罰則規定があるので、今回の逆走については、これらのケースに当てはまらず、法令の適用が出来ないということになります。

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