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"SDGs"持続可能社会への一歩 古着を再生し子どもたちに笑顔を 北海道

2019年6月19日19:30
 最近テレビや新聞でよく耳にする「SDGs-エスディジーズ」。
 2015年の国連サミットで採択された”持続可能な開発目標”で世界中で持続可能な社会を実現しようというものです。

 人権や教育、資源開発といった17の項目がありますが、認知度はまだまだです。
 ただ、身近なところからできる取り組みが始まっています。

 大きなトラックに積み込まれている大量のダンボール。

 この中はすべて古着。

 これまで道内各地から持ち寄られた、いらなくなった衣類がここに集められ、資源として生まれ変わろうとしていました。

 集められた古着は九州の工場で、世界が注目する特殊な技術で石油成分が抽出され、ポリエステルの樹脂に変身、そして繊維に再生されます。

 ポリエステルでありながら、綿のような風合いのTシャツ。

 このBRINGブランドとして誕生したTシャツが、さらに身近になりました。

 2019年4月、このBRINGTシャツを買うことができる店が札幌に上陸しました。

 エシカル・タイム 村上彩子さん:「お店のコンセプトはサスティナブルな毎日の提案ということで、衣食住の色々なアイティムを揃えております」

 ”サスティナブル”とは環境破壊をせずに維持・継続できるという意味。店内は、まさにSDGsのコンセプトショップです。

 Tシャツの元になる古着を回収する箱も設置されています。

 村上彩子さん:「古着を回収して新しい商品が手に入るという、循環型を皆さんに感じていただきやすいのかなと思いまして」

 お客さん:「非常に嬉しいですね。見てても気持ちがいいし、買えるし、使えるしでほんと素晴らしいと思います」

 この日行われたミニ講演会には、BRINGの生みの親、岩元美智彦さんが登場しました。

 日本環境設計 岩元美智彦会長:「海洋プラとかいらない服からできたTシャツ、北海道のマークを入れているんですけども一部、知床で私が拾ったゴミ(海洋プラ)も入ってます」

 ペット素材が含まれていれば、古着でも海岸に漂着するプラスチックゴミでもなんでも構わないといいます。

 さらにこの店では、石油製品を使わないコンセプトのアイテムも並びます。

 ストローは紙製。

 大手コーヒーチェーン店が使用をやめると発表したことで注目されています。

 さらにこんなものも。

 村上彩子さん:「リサイクルとか持続可能とか言うとなかなか難しくて自分ではできないと思ってしまう方が多いと思うのですが、布に蜜蝋(みつろう)を染み込ませて継続的に持続的に使えるラップなどを取り揃えています」

 野菜や果物、おにぎりも素敵に演出するプラスチックを使わず、「蜜蝋」を使ったエコラップ。

 お客さん:「何回も使えるし環境にいい蜜蝋ラップ」

 岩元会長が、目指す循環型社会の未来は…

 岩元美智彦会長:「地上のゴミを資源に変えて循環型社会を作る。戦争やテロをなくしたい。子どもたちに笑顏を取戻す」

 そのためにも岩元さんは、今後、楽しみながら環境問題に取り組めるプロジェクトも考えています。

 岩元美智彦会長:「今、子供用の商品の展開を考えていまして、子供専用のブランドとか商品を作っているところと今話しを詰めていますので、もうそろそろ出てくると思います。楽しみにしていてください」

 古着や海洋ゴミから子供たちの笑顔を作りだす製品を!SDGs実現に向けた取り組みは、まだまだ続きます。

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